2月も終わりに近づき、暖かく感じる日も多くなってきました。
気温が高くなると、りんごの鮮度は大丈夫? ボケてしまってるのでは? など心配ですよね。
販売しているりんごは、まだ新鮮さを保持しています。鮮度を維持している理由は、山ノ内町の雪冷熱を利用した貯蔵施設「雪室スノーパル」で保存しているため。
りんごを保存するのに最適な条件は、温度が0~5℃、湿度が85~90%。その条件に近い、温度2~10℃、湿度70~80%で貯蔵できる施設なのです。
天然雪の貯蔵庫 雪室スノーパルとは
雪国では昔から、収穫した野菜等の保管のために「雪室」が使われてきました。雪室は、冬に降った雪を建物や地中に掘った穴に入れ、電気を使わず自然のエネルギーで冷却する天然の冷蔵庫。
この雪室を応用した雪冷熱システムの貯蔵庫が、山ノ内町の「雪室スノーパル」。
雪室スノーパル内の貯蔵室に保管しているりんご。
収穫後 4ヵ月以上鮮度保持
12月に収穫したりんごを山ノ内町「雪室スノーパル」で保管しましたが、3月末現在でも水分の抜けなどの劣化は見られず、かなり良い状態で保存されています。
今回テストのため、いくつかのりんごをこのまま保管して状態の変化を確認する予定。