サンふじ

品種

ふじは、「デリシャス」と「国光」を交配し、誕生した品種。
青森県藤崎町の園芸試験場東北支場で育成され、1962年に「ふじ」と命名し、品種登録されたりんごです。
晩生種で、収穫時期は11月中旬から12月上旬。

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日本を代表するりんご

日本国内における「ふじ」の生産量は、ダントツの第一位で全体の約5割を占めています。地域別生産量では、青森県がトップ、次いで長野県となっています。
平均的な大きさは、300~400g程で、蜜入りがよく酸味と甘みのバランスが良いのが特徴。また果汁が多く、果肉はやや硬めでシャキシャキとした食感も人気の理由の一つです。貯蔵性にも優れていて、冷蔵保存では3月ごろまで品質を保持できる。

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サンふじとふじの違い

「サンふじ」と「ふじ」は違う品種と思っている方もいるかもしれませんが、この2種は同じ品種なんです。違いは栽培方法で、着色や貯蔵性をよくするためにりんごに袋をかけて育てる有袋栽培と袋をかけず太陽の光たくさん浴びて育てる無袋栽培があり、サンふじのサンは「SUN」の意味で無袋で育ったりんごのことです。
見た目や貯蔵性は劣るものの太陽の光をたっぷり浴びて育ったりんごは、甘味が増しりんご本来のコクのある味になります。