りんごの予備摘果

受粉、花摘みを終え、5月の中旬を過ぎると、徐々にりんごの果実が膨らみ始めます。
いよいよ予備摘果という作業を行います。大きな果実にするための大切な作業の一つ。
そのまま全部に実をつけてしまうと実が小玉になり樹にも大きな負担がかかってしまうとのこと。

基本的には中心果のみを残し周りの側果を摘み取ります。

20160518-j_IMG_1763-161_りんごの予備摘果

ぷくっと膨らんだ幼果です。この中から中心の実だけを残し周りの実を摘み取ります。

20160518-j_IMG_1763-159_りんごの予備摘果

摘み取った状態。この作業は手で行う場合と摘果ハサミで行う方法があります。手で行った方が作業が早いですが、実の軸が太くなってくるとだんだん手では摘みづらくなってくるのでハサミを使用します。ただし、摘み取る位置にちょっと違いがあり、注意が必要です。理由はよくわかりませんが、手で摘み取った場合は、残った実の軸が自然に落ちるが、ハサミで切った軸は、そのまま残るので長く残しておくと実が肥大したときに当たってしまい傷をつけてしまうとのこと。

手で行う場合は、実のすぐ下から摘み取る。
ハサミで行う場合は、根本近くから切り落とす。

20170609-j_201706-11_りんごの予備摘果

作業の後半になってくると実がかなり大きくなってきてしまっている。
日に日に大きくなっていきますね。

20170609-j_201706-12_りんごの予備摘果

一つ一つ手作業で行うため時間と手間がかかりますね。ずっと手でおこなっていると指が痛くなってくる!
慣れた人はすごいスピードでこなしていくんですよねー、自分はまだまだ遅いです。。。

-農園, りんご