ぶどうの栽培 袋かけと傘かけ

ぶどうの王様、巨峰の収穫が最盛期です。
巨峰は、甘くて美味しく、粒が大きく見た目もいいですね~。
自分は、巨峰よりもサッパリした甘味で、皮ごと食べられるシャインマスカットの方が好きですが。。。

収穫は、色づきの良いものから順に収穫していきます。鮮度を保つため、なるべく軸を長く残して収穫します。
収穫後も軸にある水分が供給され鮮度保持されるそうです。

巨峰の収穫の時は袋を外しますが、育てているときには袋をかけてます。

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ぶどうの袋かけ

ぶどうは袋をかけて育てます。袋をかける理由がちゃんとあるんです。

1.害虫や鳥獣から守る。

2.農薬や消毒の散布が、果実に直接かからないように防ぐ。

3.雨による病気の感染を防ぐ。

雨除けと肩の部分の日焼け防止のために傘もかけます。

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巨峰などの黒い色のぶどうには白色や黄色の袋を使用し、シャインマスカットなどの黄緑色のぶどうには厚手の緑の袋をかけます。
この緑の袋は日光を通しずらくなっていて、日焼けなどを防止しているとのこと。

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表面の白い粉は?

ぶどうの粒の表面に白い粉のようなものが付いているのを見たことがあると思いますが、これはブルームというものです。
ブルームというのは、果実に含まれる脂質から作られた蝋が表面に出てきたもので、病気の予防や水分の蒸発を防ぐ働きがあるんです。
収穫の際には、ぶどうの粒を触らないようにし、ブルームがとれないよう丁寧に行ってます。
農薬などではないので、心配しなくて大丈夫ですよ。逆にスーパーなどでぶどうを購入する際は、ブルームが付いてるものを選びましょう!

ぶどうの生産は、色々大変ですね。適棒や適粒というぶどうの大きさや粒の数を適正な状態にするための作業や、袋かけ、傘かけという作業を一つ一つの房に対して行わなければならないんです。そういったさまざまな作業を行うタイミングがとても重要で、時間との勝負なところがあり、集中して行う必要があります。りんごも同じですが、手間暇かけないといいものは育たないんですね。

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